我が子の人工内耳手術と入院費用の実体験

人工内耳手術を受ける。

人工内耳?

手術費用は?

入院期間は?

はじめての経験で色々な不安があると思います。

  • 人工内耳?
  • お金はいくらかかるの?
  • 入院期間はどのくらいなの?

今から手術を受ける方は分からないことだらけで不安もいっぱいだと思います。

私が我が子の実体験をもとに記事にしました。

皆様の悩みの一助になれば幸いです。

作者紹介 

1988年生まれ 3児のパパ

長男(2021年生まれ)が重度難聴の為人工内耳を装用

難聴児の子育てについて発信をしていきます。

長男は2022年9月に左耳を手術・入院 2023年5月に右耳と二度手術をしました。 

難聴児の子育てについて発信をしていきます。

わが子は2022年9月に左耳、2023年5月に右耳と二度手術をしました。

今回は手術・入院費用についてです。

自己負担額は?

  • 左耳(7泊8日)  ¥8,718 
  • 右耳(6泊7日) ¥7,046 

両耳とも自己負担額は一万円以下ですみました。

内訳としては、主に食事代です。我が子は入院服も借りたので入院服代も入ってます。

人工内耳とは?

人工内耳は補聴器では補いきれない重度難聴者に対して、手術で機械を埋め込み音が聞こえるようにする装置です。

人工内耳は外から見える部分(対外装置=プロセッサー)と手術で内部に埋め込む装置(体内装置=インプラント)の二つの部品からなります。

対外装置 (プロセッサー)

形は補聴器のような形状をしています。補聴器と違うところは短いコードでつながれた円盤の形をした送信機がついていて耳の斜め上あたりにくっつけるようになってます。周りの音を拾い、それを電気信号に変えてインプラントに伝えるはたらきをするものです。

体内装置 (インプラント)

手術により体内に埋め込んで使用されるもので、一度埋め込むと基本的には一生にわたり使用することになります。受信機と電極とで構成されてます。

本来の費用は?

人工内耳の機器にかかる費用は?

実際に使用しているコクレアのNucleus® 7という機種の例

人工内耳機器の費用は約260万円程です。

人工内耳機器費用に手術費用や入院費用が必要になり、総額は400万円ほどになります。

手術・入院費用400万円に対し健康保険が適応され、さらにわが子は心身障害者(児)医療費助成制度の対象だったため自己負担金を減らすことができました。

利用した医療費助成制度

心身障害者(児)医療費助成制度

心身に障害がある方が保険証を使って病院を受診した際に、自己負担額について助成をする制度により個人負担額はほとんどありません。

自治体ごとに異なりますが、聴覚障害の場合は身体障害者手帳の2級所持者が対象となる自治体が多いです。

この助成制度により個人負担額はほとんどなく上記の負担額で手術を受ける事ができました。

手術前は費用がいくらかかるか不安でしたが、この制度のおかげで助かりました。

とはいえ、入院前の準備費用、入院中の親の費用(1歳児だった為付き添い入院必須でした)等、他にも費用は掛かります。

(例、親の食事代、洗濯代等)

左耳(7泊8日) ¥8,718 その他費用 ¥11,316

右耳(6泊7日) ¥7,046 その他費用 ¥12,190

※その他費用は付き添いの親の費用です

上記の負担額で収まる事ができました。

皆様の参考になれば幸いです。

手術前は費用が気になりましたが、この制度のおかげで安心して治療が受けられました。

入院前の費用や付き添い入院に伴う追加の経費も考慮に入れ、総合的な費用については病院や自治体の担当者に確認することが重要です。

※総合的な費用面での詳細は、病院の保険担当者や自治体の担当者に確認してください。

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